どーも、Micoです。
私、去る1月28日、渋谷で行われた「第5回ブロガーズリスク分散勉強会~ブログで適切な引用方法などを学ぶ~」に参加してきました。
主催はブロフェスでもお馴染みの奥野さん。
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前々からまとめサイトなどの無断転載の問題は度々言われてきたものですが、2016年末ごろから大手キュレーションサイトが相次いで閉鎖され、いわゆるパクリといったものに対する問題がより表層に現れたのは記憶に新しいところです。
私もまだまだ新参者ながら、これから一つのサイトを運営していくに当たって絶対に知らなければいけないことだと思い、参加した次第です。
法律の専門家に話を聞けた
今回の勉強会にはGVA法律事務所より
山本 俊 先生
飛岡 依織 先生
金子 知史 先生
この3人の弁護士の先生にお越しいただき、それぞれ著作権や適切な引用方法についてご講義いただいた後、我々参加者の質疑にもお答えくださいました。
マンガの一コマも載せてOK!
わたしが意外に思ったのが適切な範囲であれば、マンガの一コマやテレビ番組のキャプチャ画像の引用は認められるということ。
批評や作品に対する紹介といった自分のコンテンツが主である状態であれば、それに対する補足、従として使用することができるんです。
もちろん、出所の明示(作者の氏名やプロダクション名、サイトURLなど)は必須ですし、画像の内容がメインになるような使い方はアウトです。
画像の加工はアウト
つい最近も童謡「森のくまさん」の替え歌が訴訟にまで発展したことが話題になりましたが、あれと同様に権利者の同意なく画像の一部を切り取ったり、文字を入れたりする行為は著作者人格権の侵害に当たります。
これは著作権フリーの画像でも同様です。
あれはあくまで自由に載せていいですよと言っているだけで著作権そのものは放棄していません。
また著作者人格権に関しては譲渡や相続はできない権利です。
ただ、ブログに載せる際、元の画像そのままだと容量が大きすぎてアップロードできない場合があります。
それを回避するために画像サイズを縮小するのは大丈夫です。
出所の明示
先にも述べましたが、フリー素材のサイトなどで書かなくていいよと言っている場合を除いて自分に著作権がない画像を使う場合は出所の明示が必要です。
マンガの場合は作者の氏名と出版社名、アニメなどの場合は製作委員会や放送局名、さらにサイトURLの記載も必須であり、自分のコンテンツとの明確な区別も必要です。
コメントの無断転載はNG
一時期(今もか?)2ちゃんねるの掲示板の投稿されたコメントを無断で転載する2chまとめサイトが問題になりましたが、実はこれ、たとえ自分のサイトであっても当てはまります。
コメントにはコメント投稿者に著作権が発生するからです。
ただし、サイトの利用規約などに「投稿されたコメントは記事で紹介させていただくことがあります」など、いつでも転載可能であると規定することで許諾を得る方法もあります。
またTwitterの投稿についてですが、これもコメントをそのまま転載するやり方はアウト。
……なんですがTwitterを埋め込む方法なら問題なしです。
この方法なら、芸能人の写真などを掲載することも出来てしまいます。
もっとも、ツイートを消されたらそれでおしまいですが……。
リンクを張るときは注意!
自分のサイトには画像も動画も載せていないとしても、違法アップロードサイトのリンクを張ったりする行為は著作権法違反をほう助するものとして、法的な責任を負う可能性があります。
前述のTwitterの埋め込みやYoutube動画の埋め込みでも同じことが言えます。
勉強会の雰囲気
今回集まったのは14人。
少人数だったこともあり勉強会においては、私含めて各参加者から積極的に質問・発言が飛び出し、非常に有意義な内容になったと思います。
奥野さんも言っていたんですが、こういう少人数だからこそ皆さん自由に質問ができた部分があったと思います。
これまでブロフェスやブロガー大忘年会に参加してきましたが、やはり少人数だと参加者一人一人と関われていいですね。
もっとこういう少人数のイベントにも参加していきたいです。
もちろんあったよ懇親会
少人数なだけあり色々な方とお話しすることができました。
私は最後まで残っていたんですが、大人数のイベントでは中々聞くことが出来ない濃いお話しを聞くことができました。
特にじぇみさんのお餅の焼き方の記事の話とか、ガジェットの話題とか個人的にツボでした(笑)
他にもLTやTwitterの話題など、ただイベントに参加して帰るだけじゃ絶対に聞けないディープな話を聞けたりするので、懇親会や二次会には絶対に残るべきですね。
最後に
他にもいろいろ学んだことはありますが、今日のところはここまで。
やはり、著作権の問題は難しい部分もあるので勉強会に1回参加したから満足するのではなく、継続的に学んでいかなければいけませんね。
これからも権利に対する配慮を欠くことのないサイト運営を心掛けてまいりたいと思います。